2021年2月22日月曜日

史跡めぐり歩こう会

 

2月20日(土)晴れ
市教育委員会及び
吹上地域子ども会育成会連絡協議会による
「史跡めぐり歩こう会」が
行われました。
参加したのは、
吹上中剣道部
西本町子ども会
東本町子ども会
湯之元子ども会
上中之里子ども会
下田尻子ども会
小野地区子ども会
亀原子ども会
花熟里子ども会
藤元地区子ども会
入来子ども会
永吉東子ども会
和田児童クラブ
伊作地区館
(さるもっそ会)
吹上地区館
一般参加。
総勢120名ほどです。
5つの班に分かれて巡りました。
花田校区は2班です。
同じグループで歩きました。
1番目の史跡「市来塚」。
身勝手な出来事に怒った
忠良(日新公)は伊作城に夜襲をかけました。
夜襲は成功し、
そのとき伊作城を守っていた
市来勢は捕らえられて処刑されました。
「市来の見える所に葬ってくれ」
という願いを聞き入れ、
千貫松の東に葬られました。
階段を上ったところです。
2番目の史跡「西行石」。
平安時代の歌人西行法師が
日本各地を巡っている途中、
この地で童子(子供)に出会いました。
会話の中で自分の知らないことがあり、
この先も恥ずかしい思いをするのではないかと
不安になり、引き返しました。
そのとき西行法師がこしかけていた石が
西行石です。
西行法師は、
「陽に藤の花熟れたる美しい里」
と詠嘆しました。
3番目の史跡「伊勢神社」。
ここでは「ほうそう踊り」が
行われました。
花熟里のお伊勢宮、
小牧のお諏訪様、
その他へ、
天然痘の流行期には各部落お参りをして、
境内で三味線・太鼓ではやしたて、
扇子をもって優雅な踊りを奉納し、
病気が治るように
祈願しました。
4番目の史跡「小野の田の神」。
鹿児島で田の神といえば、
抽象的な農作の神のことではなく、
田の神石像のことです。
鹿児島県と宮崎県の一部にしかありません。
薩摩藩の領地にのみ分布しています。
小野自治会では、
田の神祭りを行い、
各戸から供え物があげられます。
当日餅をついてワラットに入れて
田の神像の首にかけ、
豊作を祈願します。
その後で、
子供たちに餅が配られ、
大きな餅を口にくわえて引っ張り合う
「もちひっぱれ」が
行われています。
5番目の史跡「中島常楽院」。
今から820年ほど前、
島津家の祖である島津忠久は、
宝山検校を伴って
薩摩に下ったと伝えられています。
宝山は京都の天台宗常楽院の
19代住職でしたが、
島津氏の祈祷僧として
本尊妙音天(弁才天)を捧持して
常楽院を建立しました。
宝山は日夜弟子とともに各地をまわり、
琵琶を弾きながら仏教を広めると同時に
島津氏の威徳を高めることに
務めました。
この琵琶の演奏を妙音十二楽といい、
導師がお経を唱える中、
「松風」「村雨」「杉登」などの曲を
琵琶、太鼓、手拍子、ホラ貝など
8種類の楽器で演奏する
古典音楽です。

以上、5か所の史跡を巡りました。
距離にして4キロと少しでした。
ブログ中の説明は、
当日の資料に基づいています。
みなさん、お疲れさまでした。
【今日の給食】

麦ごはん
牛乳
おでん
ぶたみそ

<ひとくちメモ(献立表から)>

 2月22日は「ふーふーふー」という数字の語呂合わせから「おでんの日」に制定されています。いまやコンビニでも1年中販売されている「おでん」。具材や味付けなど地域や家庭で様々あるようです。「豚みそ」は鹿児島県の郷土料理です。







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