2023年11月16日木曜日

古典芸能に触れる~青少年劇場~

秋の空は日々様子が変わるので面白いです。
上空の気温や前線発生などにより様々な表情を見せてくれます。今日の空は薄曇りです。これから低気圧が近づいて夜には雨になるそうです。子どもたちの下校時までは,天気がもってくれるといいのですが・・・。
さて,昨日は午後から子どもたちは,吹上浜公園内にある体育館に行きました。そこで青少年劇場が行われるからです。吹上町内にある4校の小学生が集まって鑑賞します。
スクールバス3台で全小学生をピストン送迎します。花田小が1番乗りで体育館に到着しました。会場は,まだ準備中でした。開場するまで玄関内で待ちます。
待ちの時間,ちょっとリラックス。あらあら,弾力性のある椅子をベットにして寝そべっていますね。
いよいよ青少年劇場の始まりです。今回は「落語と切り絵」古典芸能の鑑賞です。子どもたちにはあまりなじみがありませんが,寄席に行かないと見ることができないので,とてもいい機会となりました。
はじめに,落語について話を聞きました。そして落語の技,何もないけどあるように見せる技をみんなでやってみました。「まんじゅうを取りました。そのまんじゅうを半分に分けます。その一つを食べます。食べる時には,必ずそのまんじゅうを見ますよ。口に入れてもぐもぐ口を動かします。そう,よくできていますよ。」
次は,各学校から一人ずつ代表が出て小話に挑戦します。最初に噺家さんがやってみせます。それと同じ話を子どもたちも実際にやってみます。
「え~みなさま。こんにちは。・・・・・途中略 大きなねずみを捕まえたんだよ」「どれどれ 見せてごらんよ」
「いやいやこれは小さいよ」「そんなことないだろう。大きいよ。」「いや,小さいよ。」
「いや,大きい。いや小さい,いや大きい,そこで手の中のねずみが『チュー(中)』とないた。お粗末さまで」わずかな時間で,どの学校の代表も上手に小話できました。
その後,噺家さんによる「まんじゅうこわい」の落語を聞き,会場全体,子どもたちの笑い声に包まれました。
切り絵では,楽しいおしゃべりをしながらハサミをスイスイ上手に動かしながら,子どもたちのリクエストに応えて切り絵を作ってくれました。「すごーい」子どもたちはキラキラ目を輝かせていました。日本には,こんな素敵な芸能文化があるんだということを子どもたちは知ることができました。

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