2023年2月9日木曜日

「すごーい!」~人形劇~

子ども劇場がありました。今年は人形劇でした。しかも,たった一人で行う人形劇でした。
ぬいぐるみタイプの人形はもちろん,ペープサート,そして自分の体も合わせて60体の人形を操るというのですから,「すごーい!」の声がいっぱい。
人形だけではありません。音響も舞台転換も一人でするのですから「すごーい!」です。
時には,ぬいぐるみのねずみがロックを歌う場面を実写化したり
子どもたちにも拍手を促し,コンサート会場さながらに演出したりして,お話の世界に子どもたちもすっかり魅入られていました。一人で60分休憩なしで演じ続けられるのですから,これまた「すごーい!」です。劇のあとは,「体験してみようコーナー」です。あらかじめ各学年から選ばれた子どもたちが体験します。
劇中で使われた人形でやってみたいものを選びます。ペープサートの猫をひっくりかえして泣き顔にして「にゃあ,にゃあ」と泣くシーン。操作の仕方を教えてもらって挑戦です。
カラスの羽ばたきが一番よい棒の降り方を見極めて操作しつつ,上下左右動きを入れるという難しい技にも挑戦。
両手で操作するってとっても大変なことであることを知りました。
猫が本当に走っているように動かすコツも教えてもらいました。
今回の劇で一番重量のあるカラスの人形。羽ばたかせるためには,棒の動きは速すぎても遅すぎてもだめで,操作しながら一番いい速さを見付けなければならないそうです。
質問コーナーでは,「人形は手作りですか?」,「材料は,家にあるものを使っているのですか?」「人形劇を始めて何年ですか?」聞きたい事が山ほど出てきました。
「鳥が羽ばたいているように見せるために,羽の材料を色々使って試したんだよ。」「大カラスは組み立て式にしているんだよ。」と詳しく教えてもらいました。子どもたちの「すごーい!」が何回発せられたことか。
会が終わった後は,手作りの舞台装置や人形を見せてもらいました。
「自分でも作ってみたい。」「作ったもので人形劇をしたい。」と夢を膨らませる子どもたちでした。

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